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コラム

〈2019/05/07〉

研究員 守隨佑果

【絵本のこばこ】2019年5月 『どんなにきみがすきだかあててごらん』 サム・マクブラットニィ/作 アニタ・ジェラーム/絵 小川 仁央/訳

▲「どんなにきみがすきだかあててごらん」(表紙)

身近な人へ、どれくらい愛を伝えていますか。「どんなに、きみがすきだかあててごらん」という問いかけから、相手のことをどれだけ好きかを競い合うチビウサギとデカウサギ。好き、と相手に伝える大切さを感じる作品です。この絵本をきっかけに、身近にある幸せに気付く時間になることでしょう。笑顔をむけながら、スキンシップをしながら、親子や園の友だちと伝え合いたいものです。

「ぼく、おつきさまにとどくくらいきみがすき」と伝え「ぼくは、きみのこと、おつきさままでいって……かえってくるぐらい、すきだよ」と返してお話は終わります。自分だったらどう伝えたいでしょうか。豊かな表現も生まれそうです。

この絵本と共に、大切な人との豊かな時間をお楽しみください。

 

【書籍情報】
サム・マクブラットニィ/作 アニタ・ジェラーム/絵 小川 仁央/訳
出版社:評論社
おすすめ対象年齢:3歳~


【評者プロフィール】

守隨 佑果 ヒューマンスターチャイルド株式会社フィールドサポーター
保育士/幼稚園教諭/絵本専門士/JPIC読書アドバイザー


絵本のこばこ(2019年5月)

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